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建設業の出勤簿とは?記載すべき項目や出面表との違い、管理方法を解説

勤怠管理システム

働き方改革

公開日:2026年9月3日

こんにちは。シェアNo.1クラウド勤怠管理システム「タッチオンタイム」のコラムチームです。

建設業の勤怠管理では、出勤簿と出面表の役割が異なり、目的に応じた使い分けが必要です。本記事では、法定の記載項目や出面表との違い、管理方法のポイントを解説します。

この記事でわかること・解決できること
  • 建設業で出勤簿を作成する理由と出面表との違い
  • 出勤簿に記載すべき項目と法令に沿った保存・管理ルール
  • Excel・手書き管理のメリット・デメリットと直行直帰時の注意点
  • クラウド勤怠管理システムを活用した打刻・集計・残業管理の効率化

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建設業において出勤簿を作成すべき理由

出勤簿は、労働時間を客観的に記録し、働き方改革関連法が求める把握義務を満たすために作成する書類です。建設業は直行直帰や複数現場をまたぐ働き方が多く、労働時間があいまいになりやすいため、記録として残すことが重要です。

出勤簿を作成する理由には、主に次の3つがあります。

  • 法令で定められた労働時間の把握義務を満たすため
  • 残業代の未払いなど、賃金に関するトラブルが起きた際に証拠として使えるため
  • 元請・下請など複数の事業者が関わる重層的な体制でも、各作業員の実労働時間を正確に把握するため

現場ごとに勤務時間や作業内容が異なり、関わる事業者も多い建設業では、出勤簿による記録がないと、労働時間の実態を正確に把握することが難しくなります。

建設業特有の「出面表」と出勤簿の役割の違い

出面表は、現場ごとの人員配置や作業内容、原価計算のために使う建設業独自の管理表です。一方、出勤簿は労働基準法に基づき、始業・終業時刻など労働時間を記録する法定書類にあたります。

項目出面表出勤簿
目的原価管理・人員配置の把握労働時間の把握(法定書類)
おもな記載内容現場名、作業内容、人工数始業・終業時刻、休憩時間、残業時間
法的根拠社内独自の管理表労働基準法第109条ほか
おもな活用シーン建設現場などのプロジェクト別原価計算給与計算・労務コンプライアンス対応

出面表だけでは始業・終業時刻の記載が省略されている場合が多く、法定要件を満たせません。目的が異なるため、両方を用意して使い分ける必要があります。

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出勤簿に必ず記載すべき法定の必要項目

厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、労働者ごとに始業・終業時刻を確認し、記録することを求めています。
出勤簿には、少なくとも次の項目を記載します。

  • 氏名
  • 出勤日
  • 始業時刻
  • 終業時刻
  • 休憩時間
  • 時間外労働時間
  • 深夜労働時間
  • 休日労働の有無

上記の項目を継続して記録することで、法定労働時間や割増賃金の計算根拠として活用できます。

※関連記事:出勤簿の書き方ガイド|必須項目や記入例、注意点などをわかりやすく解説
※参考:労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン|厚生労働省

出勤簿をExcelや手書きで管理するメリット

Excelや手書きによる出勤簿管理は、専用のシステムを導入せずに始められる点が特徴です。既存の環境をそのまま活用できるため、小規模な現場でも取り入れやすい方法といえます。

導入コストを抑えて手軽に運用を開始できる

Excelは多くの企業ですでに導入済みのソフトのため、追加費用をかけずに勤怠管理を始められます。手書きの出勤簿も紙とペンがあれば運用でき、初期費用はほとんどかかりません。小規模な工事現場や一時的なプロジェクトで選ばれやすい方法です。

使い慣れたツールのため教育コストがかからない

Excelは事務担当者が普段の業務で使用していることの多いソフトのため、新しい操作を覚える必要がありません。手書きの記入方法も直感的で、パソコン操作に不慣れな現場作業員でも対応しやすい点が利点です。導入研修を省略できる点も、負担軽減につながります。

出勤簿をExcelや手書きで管理するデメリット

Excelや手書きによる管理は手軽な一方で、記録の正確性や保管面に課題があります。特に複数現場を掛け持ちする建設業では、集計や確認の手間が増えやすい傾向があります。

記入ミスや転記漏れが発生しやすい

手書きの出勤簿は、時刻の書き間違いや押印漏れが起きやすく、Excelも手入力である以上、転記ミスを完全には防げません。手作業で集計する場合、残業時間の計算違いが発生する可能性もあります。ミスが積み重なると、給与計算や労務トラブルの原因になりかねません。

データ破損やファイル紛失のリスクがある

紙の出勤簿は火災や水濡れで失われる危険があり、Excelファイルもパソコンの故障や誤削除でデータが消える恐れがあります。バックアップを取っていない場合、法定の保存期間中に記録が失われ、労働基準法違反にあたる可能性も出てきます。

建設業の従業員が3名映っている写真

建設業で出勤簿を適切に管理・運用するためのポイント

建設業特有の働き方に合わせて出勤簿を管理するには、いくつか押さえるべきポイントがあります。ここでは4つの視点から具体的な対応方法を解説します。

働き方改革関連法に対応して「残業上限」を適切に管理する

建設業は2024年4月から時間外労働の上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間以内に収める必要があります。臨時的な特別の事情がある場合でも、年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)などの上限を超えることはできません。出勤簿で日々の残業時間を可視化し、上限に近づいた段階で早めに是正する取り組みが求められます。

タッチオンタイムなら、打刻データをもとに残業時間をリアルタイムで自動集計できるため、上限規制に近づいた従業員をいち早く把握し、早めの是正対応につなげられます。

※参考:事業者(一人親方含む)向け:建設業にも時間外労働の上限規制が適用されています | 建設業従事者の長時間労働改善に向けたポータルサイト | 厚生労働省

直行直帰が多い環境で現場作業員の打刻漏れを確実に防ぐ

建設現場では、事務所を経由せず現場へ直行し、そのまま帰宅する直行直帰の働き方が一般的です。出勤簿への記入を後回しにすると、記憶があいまいになり打刻漏れが起きやすくなります。現場に到着した時点で記録できる仕組みを整え、作業開始・終了直後に記入する運用が有効です。

客観的な記録を用いて「実労働時間」を正確に把握する

厚生労働省のガイドラインでは、自己申告ではなく、タイムカードやパソコンの使用時間など客観的な記録による把握を原則としています。作業員本人の申告のみに頼ると、実際の労働時間とのずれが生じやすくなります。客観的な記録を組み合わせることで、実労働時間との差を防げます。

※参考:労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン|厚生労働省

法令に基づき「出勤簿」を適切な期間にわたって保存・管理する

出勤簿は労働基準法第109条に基づき、原則5年間の保存が義務付けられています。ただし、同法附則第143条により、当分の間は経過措置として3年間の保存でよいとされています。 保存期間の起算日は、最後に記入した日、または給与支払日のいずれか遅い方です。紙の場合は保管場所の確保、データの場合はバックアップ体制を整えておく必要があります。

※参考:労働基準法第109条・附則第143条 | e-Gov 法令検索

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建設業の出勤簿管理にクラウド勤怠管理システムがおすすめな理由

クラウド勤怠管理システムとは、インターネット上で利用する勤怠管理システムです。紙の出勤簿やExcelによる管理と異なり、パソコンやスマートフォンでのクリック打刻、専用の打刻端末を使った生体認証やICカード認証など、複数の方法で出退勤を記録できます。

従業員の勤怠状況をリアルタイムで確認できるほか、シフト作成や有給休暇の管理、残業申請といった機能も搭載されており、建設業のように直行直帰や複数現場を掛け持ちする働き方でも、勤怠管理の業務を効率化できます。ここでは導入がおすすめな理由を解説します。

※関連記事:勤怠管理システムのおすすめ26選|導入メリットや選び方を解説

現場の環境やITリテラシーに合わせて選べる打刻方法

建設業では高齢化が進んでおり、簡単に打刻できることが求められています。
例えば、専用タイムレコーダーにICカードで打刻すれば、 従来のタイムカードと似た感覚で打刻できるため、新しい操作を覚える負担を抑えられます。

インターネット環境がない・現場に事務所が無く端末が置けない場合は、タブレットやスマホで打刻する方法がおすすめです。

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打刻データと休暇申請・承認フローを一体管理できる

打刻データと休暇申請・承認フローを1つのシステムで管理すると、集計や確認の手間を減らせます。紙やExcelでは別々に管理していた情報を一元化できるため、給与計算の担当者は転記作業を省略できます。給与計算ソフトと連携できるシステムであれば、勤怠データが手入力不要で簡単に取り込めるため、入力ミスも防ぎやすくなります。有給休暇や特別休暇など休暇の種類ごとに残日数を自動で管理できる点も利点です。

客観的な打刻記録で働き方改革関連法への対応も同時に実現できる

クラウド勤怠管理システムは打刻時刻を客観的な記録として自動保存するため、ガイドラインが求める客観的把握の要件を満たしやすくなります。残業時間の集計もリアルタイムで確認できるため、上限規制に近づいた従業員を早期に把握し、対応を取りやすくなります。

Excelなど自社で管理する方法では、法改正のたびに手動での対応が必要になり、対応漏れのリスクも高まりますが、クラウド勤怠管理システムであれば提供会社によるアップデートが行われるため、自社で仕組みを一から見直す必要がありません。

まとめ

建設業の出勤簿は、出面表とは異なる法定書類として、始業・終業時刻などの項目を正確に記録する必要があります。Excelや手書きは手軽な一方、記入ミスや保存面の課題も残ります。直行直帰が多い現場では、客観的な記録を残せる仕組みづくりが欠かせません。

出勤簿の管理を効率化するなら、タッチオンタイムをぜひご検討ください。「タッチオンタイム(Touch On Time)」は、株式会社デジジャパンが提供する、市場シェアNo.1※の勤怠管理システムです。専属のサポート担当がついており、追加費用なしで電話サポートが利用できます。

直行直帰が多い建設現場でも、QRコード打刻モバイル打刻認証ならスマートフォンひとつで出退勤を記録でき、事務所を経由せず現場から直接打刻できるため、打刻漏れを防ぎやすくなります。また、お手持ちの端末で利用できる顔認証打刻「Facee(フェイシー)」もおすすめです。まずはお気軽にお問い合わせください。

※シェアNo.1表記について:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2026年版」勤怠管理ソフトSaaS/PaaS市場 利用ID数 2025年度実績 ベンダーシェア

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この記事の執筆者
株式会社デジジャパン「タッチオンタイム」コラムチーム
受賞歴:
「ITreview Grid Award 2026 Spring」勤怠管理システム部門 最高位「Leader」
「ITreview The Best Software in Japan 2026」TOP100ランクイン
「BOXIL SaaS AWARD Spring 2025」勤怠管理システム部門
ITトレンド Good Productバッジ 2022

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